2017年6月11日日曜日

富士ヒルとハルヒルを較べてみると…

ハフィントンポストというニュースサイトでは、お一人様マンセー企画というのをやっています。ランチや休日に一人で過ごす事は悪と言われているが、必ずしもそうではないのではないか?というキャンペーンです。私は、自転車に乗る時も昼飯を食いに行く時も大抵一人で行っていましたが、今まで世間から後ろ指を指されていたとは知りませんでした。


ところで、6月11日に開催された富士ヒルに同僚3名と参加してきました。私としては珍しく4名という大人数での行動です。確認した訳ではありませんが、私の自転車体験では最多人数での集団行動ではないでしょうか?
で、富士ヒルの方ですが、会場までの道が混んで自転車を押して歩く参加者で渋滞したり、5合目行きの荷物の事でトラブルがあったりと運営面では問題ありだったようです。個人的には、宿でしっかりウンコを排泄して軽量化に成功したり、脚の調子もなんとなく良くて、結構、イケイケな感じでした。とりあえず今回の私の目標は、多くの参加者がそうであるように、1時間30分以内でゴールする事です。コース全長は24kmなので、この目標なら16km/hの平均速度で走り切れば何とかなるという事になります。なので、スタートして計測開始地点を過ぎてからは、Ave.LAPで16km/h以下にならないように走り始めました。一合目辺りまでは結構良い調子で走っていたのですが、そのうちに脚の付け根が痛くなり、それをかばってペダルを漕いでいたら足の裏とふくらはぎがツリ始めてしまいました。ここまでは結構調子が良かったので、一気に奈落の底に突き落とされた感じです。こうなると自転車を降りて脚を伸ばしたりマッサージしたりしたいところですが、坂を上っている時に足を着くのは死んでも嫌です。コースの左端によってノロノロと走りながら背中のポケットから芍薬甘草湯の錠剤を取り出して飲みました。芍薬甘草湯も顆粒とか粉末とかいろいろなパッケージで販売されていますが、錠剤だとこういう場合に飲みやすいという事に気が付きました。が、そんな事、気が付きたくもありませんが・・・。芍薬甘草湯を頓服してしばらくしたら大分楽になりましたが、すでにやる気は失せて目標が足つき無しでの登頂に変更されてしまいました。そんな感じでヘロヘロになりながらゴール。時間は1時間40分ちょうど。なんか、ちょっと誰かに八つ当たりしたい気分ですが、八つ当たりのための理由も無いし相手もいません。Ave.LAPで16km/h以上というのは自分の脚力を過大評価した目標設定だっだのでしょう。
今年は、ハルヒルと富士ヒルという参加人数多い2つのヒルクライムイベントに参加しましたが、個人的にはハルヒルのほうが楽しかったです。ハルヒルは、そこまで気を効かせなくてもいいのにと思えるぐらいの気遣いがなされており、温かい人の情けを知らないで育った私でも、主催者や地元の人たちの気遣いやおもてなしを強く感じます。一方、富士ヒルは運営面はズサンなくせに、参加者への態度がビジネスライクで冷たい感じがします。場所が富士山という名だたる観光地なので、いまさらヒルクライベントごときで気を遣っていたら身体が持たないというのもあるかもしれませんし、参加人数に比べて大会に使える場所や地元のスタッフが少ないというのもあるのかもしれません。とりあえす、ハルヒルから帰る時は、何となく会場を去りがたいものがあってタイガーマスクのエンディングテーマを口ずさみながら帰りたくなりましたが、富士ヒルの場合は、ようやっと人ごみから開放されて帰れるので「ハイウェイスター」をシャウトしながら帰るという感じになります。ということで、初めてヒルクライベントに参加される方はハルヒルから始めた方が良いかもしれませんね。

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